ハーレーならではのエンジン音とリズム・三拍子とは

マフラー

ハーレーの特徴の一つにエンジン音があります。ハーレーのエンジン音は独特の三拍子を刻むのが特徴です。日本ではハーレーの馬力に注目することが多いですが、バイクメーカーであるハーレーダビットソンでは馬力よりもトルクを重要視しています。ハーレーの三拍子サウンドはハーレーの代名詞でもあるため魅力の一つです。しかし、この三拍子はエンジンの形の変化に伴い、出にくくなっていきます。
初期のハーレーにはパンヘッドエンジンが使用され、このエンジンが三拍子を生み出していました。その後、エンジンはショベルヘッドエンジンへと変化していきますが、1979年以降のショベルヘッドエンジンでは三拍子が出にくくなっています。

ハーレーといえば三拍子サウンドですが、現行モデルでは楽しむことが難しくなっています。そのためカスタムをして三拍子を再現する人が多いです。45度V型二気筒の低回転状態によって三拍子が生まれる仕組みとなっています。つまり高回転の場合にはピストンが激しく動くため三拍子にはなりません。アイドリング中には三拍子になりやすくなるわけですが、ただ三拍子になればよいというわけではないので注意しましょう。
三拍子が出ているときには、回転数だけではなく電圧も低くなっています。またオイルの回りも低下しているため、エンジンに負担がかかっている状態です。

ハーレーライド

現行のバイクでは三拍子を出すことは難しいのでカスタムをすることになります。カスタムの方法としては強制的にアイドリング下げる方法が人気です。少ない予算でもカスタム可能な方法になります。ただし無理やりアイドリングを下げているため、エンストなどのトラブルが起こる可能性があり要注意です。

バイクエンジンの負担になりすぎないようにしましょう。